apriliaについて

apriliaについて

apriliaは1945年に創業したイタリアのノアーレに本社を持つオートバイ製造メーカーです。
2004年12月、アプリリアはピアジオグループの傘下となりノアーレにあるaprilia Racing部門の再編により、
ベネトベースのブランドを世界選手権モーターサイクルレースで勝利に導きスポーツ活動の視野を広げます。
2009年にはワールドスーパーバイクでのアプリリアRSV4のデビュー。
同じ時期にアプリリアは28個の世界タイトルとヨーロッパと国内のタイトルの無数のコレクションも蓄積しました。

アプリリアはレース活動を行いながら市販車にフィードバックする、
ピアジオグループの中でスポーティなフラッグシップブランドです。

ロードレース世界選手権で294回のグランプリレースに勝利したアプリリアは、
最大のモーターサイクル競技の歴史の中でヨーロッパのメーカーの中で最も多くの勝利を収めた記録を保持しています。
数多くの世界選手権にて54回の世界タイトルを獲得している事で、如何にレースを中心に活動しているかが分かります。

※ロードレース世界選手権で38回(125クラスで20回、250クラスで18回)
※スーパーバイク世界選手権で7回(2010年、2012年、2014年でライダーとメーカーのダブルウィン、2013年でメーカー)
※オフロード選手権では9つのカテゴリー(スーパーモタードで7つ、トライアルで2つ)

アプリリアのモーターサイクルは毎週末、世界中で国際サーキットやローカルサーキットを走り、
イタリアとヨーロッパのモーターサイクルの栄誉を称え、バイカーのレースへの欲求を満たし、
世界選手権の世界に入る運命にある若いライダーを育てています。

取り扱い車種

  • RSV4

    RSV4

    アプリリアがスーパーバイク選手権参戦の為にホモロゲーションモデルとして開発されたスーパースポーツモデルがRSV4 1000 RFです。
    アメリカで発売された限定車で1100と同じウイングを搭載したモデルがRSV4 1000RF-Limited Editionとなっております。
    2021年からはRSV4 1100Factoryとなり、1000ccのモデルは発表されておりません。

    RSV4はV型4気筒999ccのエンジンを採用し、FCC製スリッパークラッチやカセットタイプのトランスミッションの採用など、
    他社のスーパースポーツモデルたちを凌駕するハイスペックな仕様のエンジンとなっています。
    さらに、マスの集中化を徹底した重量配分や6軸センサー(ボッシュ製IMU)で電子制御を行うトラクションコントロール機能を
    バイクでは世界のメーカーの中でも最初に採用したりするなど近年のトレンドを取り入れた設計がなされています。
    また、レースユーザーの為にaprilia Racing社からレース用ECU(APX2)を始めとする専用パーツが販売されており、
    当社でも日本で開発した専用部品を販売しておりますのでご安心してご利用頂けます。

  • RS660

    RS660

    RS660は659ccの並列2気筒エンジンを採用し、183kgの車重に対してちょうどいい100HPの最高出力を発揮。
    デザインは「2021年式RSV4ファクトリー」と同様アグレッシブなもので、サイドカウルにはMotoGPマシンをほうふつさせるウイングが装備されています。
    エンジンの電子デバイスにはRSV4と同じくストリート向けに3パターン、サーキット向けに2パターンが設定されているほか、トラクションコントロール、ウィリーコントロール、コーナリングABS、エンジンブレーキコントロール、クイックシフター&オートブリッパー機能と、現状考えられるほとんどの制御を投入しております。
    2020年の秋に欧州で販売が始まると、たちまち話題になり街乗りやサーキット走行を楽しむのにちょうど良いサイズ感が人気となっております。

    アメリカの国内選手権ではツインクラスのレースで連勝しチャンピオンを獲得し、
    イタリアの国内選手権ではRS660カップを開催して若手選手育成の為のベース車両としても使用されている車両なので、
    サーキットで遊ぶバイクとしては未だかつてない「ちょうど良い馬力と運動性能」を兼ね備えた車両となっています。

チューニング

チューニング

当社は日本国内で唯一、apriliaの車両をチューニングしレースに参加しながら部品開発と販売をしております。
その理由は単純で、RSV4とRS660に乗ってみたら魅力ある車両だと思ったからです。
特に7SMのECUフラッシュに関しましては絶対的な自信を持っております。
海外で販売されている7SMのECUと、
OEMのECUを比較すると馬力は上がっているのですが、実際に走行してもタイムに繋がらない事に疑問を感じました。
国産のレース車両と一緒に走るとアクセルを全開にしていても加速で離されてしまうのです。

どうにも納得がいかなかったので色々と調べた結果、
自分でECUをフラッシュする方法がある事が分かり、研究を重ね書き換え作業に励みました。
シャーシダイナモと実走を繰り返し、2020年の秋についに満足の行くECUマップを手に入れる事ができました。

それはaprilia Racingのレース用ECU(APX2)を搭載したマシンを加速、
最高速のどちらにおいても突き放す事が出来るまでになったと言う事です。
1年前のストック状態のときは、優秀なレース用ECU(APX2)には遠く及ばない…と
途方に暮れていた時期もありましたが、ついにその時はやって参りました。
テスト的に出場した鈴鹿サンデーロードレースNGK杯では計測モニターにて293Km、
AIMのGPSデータでは296Kmという最高速をたたき出す事に成功。
国産車両を追い抜く事も出来るようになり、
CBR 1000RR-R以外ならスリップストリームから抜け出す事も出来るようになりました。
世界中のRSV4ユーザーに自信をもっておススメします。
(日本の燃料でチューニングした場合の話なので、海外の燃料では確認が出来ておりません…)

エンジンに関しましては、日本のレギュレーションにて使用出来るキットパーツが販売されていないので、
コツコツとチューニングを施しスィートスポットを探すのにとても時間がかかりました。
国産の経験や常識が当てはまらない事があったりして苦労もしましたが、RSV4独特の持ち味や弱点も把握できました。
まだ完璧だとは思っておりませんが、引き続きRSV4でレースに参戦しながら開発を進めて参ります。
そして、RSV4 1100Factoryのチューニングも始める予定です。
どうやら海外では1100で遊ぶお客様が多数いらっしゃるようなので、
CBR1000RR-Rをぶち抜くRSV4を作ってみたいと思っていますのでお楽しみにしていてください。